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本山ひろ子さんの展覧会へ行ってきました。

『装う神さま』



「クモ」

雲の中にいる蜘蛛です。

作品を引き立てる空間芸術が素晴らしかったです。
とても幻想的で、自分も雲の中にいるのかと錯覚しそうでした。




「タコ」

蛸が凧揚げをしています。言葉遊びに笑みがこぼれます。

蛸は鋳肌の一部は剥き仕上げされており、
蛸のぬるぬるとした質感を感じました。



以下本山さんの言葉です。


この地上には多くの植物や動物たちがいます。
彼らはただただ生きている。
生きること、生命を継続させることに
貪欲で、そんな彼らから、私は多くを学びます。
太陽が昇れば朝だということ。
暗くなれば夜だということ。
お腹が空いたらご飯を食べるということ。
好きだからそばにいるということ。
面白いからとか、めんどうだとか、
そんなものは彼らの辞書にはなく、
ただひたすら生きる。
決して真似はできないけれど,
そんな彼らを感じることができる日々に感謝しています。
今回新たに制作した「クモ」は、
天井に巣を作る蜘蛛がモチーフになっています。
誰に見せるためでもないその造形はなにより生きるため。
果たして彼女は、その形を見たことがあるのでしょうか。
天にある雲の中に巣を張り、じっと獲物を待っています。
一方野外の作品「タコ」は蛸をモチーフとしています。
8本の足で大地を踏ん張り、風と格闘しています。
空が広いから、凧でも上げたくなったのでしょう。

この神さまたちのように、
わたしもただただつくり続けられたらと願います。



本山さんは梶浦聖子さんの友人であり、
今回彼女に会うのは初めてでしたが、
美術館の近くにある工房を心良く見学させていただきました。
彼女は山の中で生活、制作しており、
隣にはいつもパートナーという名のニワトリがいます。
この場所できっと彼女はたくさんの生きものとふれあい、
そこから生き物の本質、そしてその中に神を感じながら生活しているのでしょう。


今週末で終了してしまいますが、間に合う方はぜひ行ってみてください。


          「装う神さま」本山 ひろ子展

          メタルアートミュージアム光の谷
          2010年2月13日-2010年3月14日
          10:00-17:00月曜日休館

          入館料500円
          常設展 香取秀真・津田信夫 
              二人の巨匠と周辺の作家たち




本山ひろ子さんHP:http://www.motoyamahiroko.jp/index2.html








         

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無題
本山さんも、気になっている作家さんのひとりで、やっぱり梶浦さんのサイトで偶然知りました。
今回は行けませんが、一度お会いしてみたい人でもあります。

また、メールさせていただきますが、
良いお話がお聞きできること、期待します。
たかはし 2010/03/12(Fri)15:04:15 編集
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