のんびりいものせいさくにっき
鋳金作家の梶浦聖子さんを訪ね、
インドネシアジョグジャカルタへ行ってきました。
彼女は自宅の庭で、工房を構え鋳造をしています。
インドネシアの鋳物屋さんに鋳造を依頼し制作活動をされていた時期もあったらしいが、持って行ったワックス原型の肌の質感は疎か形まで、
全く違うものになって帰ってきたらしい。幾度と鋳物師と抗論したのち、
自分で鋳造する方がよいのではという結論に達したといいます。
鋳造を自分でしようと決心した時、その後押しをしてくれた人としてわたしと彼女には崇めるべき共通の人材がいました。
その人材とは、大学時代に
私は高岡短期大学図書館にて、
彼女は東京芸大鋳金教官室にて、手に入れたビデオの中にいた、
上半身はだかで頭にターバンを巻き、地面に座って、
動物の皮で作った鞴で、金属を溶かしているインドのおじさんでした。
ふたりともその風景を思い出した時、私にだってできると思ったのです。
鋳造をするのに高松も、ジョグジャカルタも必要なものがなんでもすぐに手に入る環境にはありません。そして彼女は足りないものは何かで代用するというすべを知っています。送風機は最近購入できたらしいですが、今までは扇風機でやっていたらしいです。燃料はコークスでなく木炭です。
今回の訪問で、私はさらに彼女にも背中を押していただいた気がしています。
彼女の炉はこんなんです。
家庭用の炉(?)調理などに使うものを改造して作られていました。
雨期に入ると突然の雨が降るので露天吹きには大変なことです。
吹きは中断です。
地金はこんな風に量り売りで売られているそうです。
形あるものでいらなくなったものをまた溶かして
またそれが形になるということなのです。
まさにターミネーターの”I'll be back"です。
梶浦聖子さんのHP
http://monasuky.shime-saba.com/index.html
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